変形性ひざ関節症はこうして悪化していく

変形性ひざ関節症はこうして悪化していく

変形性ひざ関節症は、ひざの骨や関節が徐々に変形していく病気で,
進行の度合いは、初期・進行機・末期の3段階に分けることができます。

 

1.初期
関節軟骨は、骨にかかる圧力を分散・吸収する働きがあります。ところが、大きな力が繰り返しかかると、関節軟骨に傷が付いたり、劣化していきます。これを軟骨変性といいます。

 

軟骨変性が進むと、しだいに関節軟骨の内部が壊され、徐々にすり減っていきます。

 

そして、関節の隙間が狭くなり、軟骨下骨が厚く硬くなってきます。さらに軟骨下骨の周辺に、とげや土手のようなでっぱりがでてきるようにもなってきます。

 

この時期ははっきりとした痛みがあります。歩く時や立ったり座ったり、階段を上り下りする時に痛みが起こりますが、安静にしていると、痛みは次第に引いてきます。

 

この痛みは、最初の頃は、時々しか起こらないのですが、症状が進行していくにしたがって、特定の動作に対して、必ず痛みが伴うようになります。

 

2.進行期
進行期に入ると、さらに関節軟骨のすり減り、とげや土手のようなでっぱりの骨の変形が進行していきます。

 

その結果、関節が変形して、ひざがまっすぐ伸びなくなったり、O脚変形になったりします。

 

進行期になると、普通に歩くだけでも痛み、安静にしていても痛みがなかなか治まらず、日常生活に差しさわりが出てきます。

 

3.末期
末期になると、関節軟骨は完全にすり減って、軟骨下骨が完全に露出します。

 

関節の隙間も全くなくなり、骨の変形が目立ち、ひざを普通に動かすことができなくなります。

 

末期になると、痛みはさらに激しくなり、杖や階段での手すりが手放せなくなります。

 

ただし、進行期や末期は痛みのためにひざを動かさないようになると、逆に痛みが緩和することもあります。